まだまだ猛暑が続いています。
工房にエアコンが入ったとはいえ、外に出れば焼けつく暑さ。
中と外の温度差に体がついていかない今日この頃ないす張り工房AMANOです。
皆さんも体調管理お気をつけください!
今回も張り替えの事例紹介です。
昔ながらの張り地とデザインのラウンジチェアの張り替えです。
背もたれはひだ折りとボタン締めが施されていました。
生地の雰囲気も相まって、豪華な印象を受けます。
背面は柄が前面に出ており、縁は鋲で装飾されていました。
元の生地をめくる作業が大変です。
フレームの木部を傷つけないように慎重に針を抜きます。
ボタン締めの穴の位置から生地の折り目の分も踏まえて生地を裁断します。
ボタンの位置を合わせながらひだを作りながら張っていくのは経験とバランス
感覚が必要かと思われます。
そうやって背表を張り、柄を合わせながら他の面も仕上げていきます。
座クッションも仕上げた背表のカーブに合うように型を作り裁断縫製をしていきます。
張り上がったものが写真左のものになります。
2脚あったので並べてビフォーアフター。
色味の違いもありますが、ガラッと変わりますね。
背うらも柄の中心をしっかり合わせて張っているので、並べて置くと綺麗です。
縁も新しい古金調の鋲で装飾したのでより豪華さが増した気がします。
こういったタイプの張り替えが来ることはあまりないので、
合わせながら張っていくことになり時間もかかってしまいました。
それでも仕上がると手間がかかった分達成感は格別です。
こういった張り替えはついつい熱中してしまいがちですが、しっかり水分補給や休憩も挟んで熱中症にかからないようにしていかなければいけませんね。
お後がよろしいようで・・・。
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